子猫の去勢手術をする時期と費用は?実際に体験して分かったメリット・デメリット

子猫の去勢手術をする時期と費用は?実際に体験して分かったメリット・デメリット

猫を飼うと悩ましい問題として突き当たるのが、猫の「去勢・避妊手術」ではないでしょうか。

なんとなくした方が良いとは聞くものの、どれぐらいの時期にすればいいのか?手術だとどのぐらいの費用がかかるのか?など不安も沢山ありますよね…。

そこで今回ウチの子猫「きなこ」が、去勢手術を行ってきたので飼い主として実際に体験して分かった子猫の去勢手術をする時期と費用は?実際に体験して分かったメリット・デメリットをご紹介していきます!

目次

なぜ子猫の時期から去勢手術をした方がいいのか?

不妊(去勢・避妊手術)最大の理由は「病気の予防」

なぜ子猫の時期から去勢手術をした方がいいのか?

子猫のうちから去勢手術をする理由は「病気の予防」が上げられます。

予防につながる猫の病気
  • 猫免疫不全ウィルス感染症(猫エイズ)などの感染症リスク低下
  • 前立腺の病気の発生率を低下
  • 精巣腫瘍を予防

去勢をすることで病気にならないわけではないですが、生殖器系の病気リスクをかなり下げることができると言われています。

ウチでは特に多頭飼いをして繁殖させるつもりはないので、早い段階から病気へのリスクを下げておいた方が穏やかに猫と過ごせる日々が増えると思い手術を決断することに。

子猫のうちに『去勢』をするメリット・デメリット

メリット

成猫になる前、子猫のうちに去勢をするメリットはやはり「性的ストレスから来る粗相と病気の防止」が上げられます。

先程の「病気の予防」はもちろん、生後6ヶ月にもなると猫の性成熟が進んで「発情期」を迎える時期。

発情期と性的ストレスから立ったままの姿勢で尿をあちこちにかけるスプレー行動(マーキング)でお家を汚したり、発情して大きな声で鳴く問題行動を無くせることもメリットですね。

また、去勢をすることによって攻撃性が少なくなり穏やかな性格になりやすとのだとか。

デメリット

去勢をしてしまうと当然ですが「繁殖」は出来ません。

また、去勢後は去勢前の約2倍近く「肥満」になりやすいと言われており、成長が落ち着いた辺りからはご飯の食べすぎ・運動不足に注意が必要となってきます。

そしてこちらは獣医師からも説明を受けていましたが、「全身麻酔のリスク」

確率はとても低いが麻酔アレルギーの可能性もあるため、術前検査をしっかりと行います。

子猫にとって全身麻酔はやはり身体への負担も大きいですし、こういったリスクがある面もデメリットと言えます。

実際に猫の去勢手術をしてきた体験談

そして先日、ウチの子猫「きなこ」も去勢手術を受けて来ました!

当日の様子などをYouTube動画にまとめているのでこちらもご覧下さい。

飼い主としても初めての去勢手術だったので、実際に準備から現在までの感想をまとめてみたいと思います。

去勢手術当日の朝は絶食

子猫の「きなこ」も生後6ヶ月を過ぎたので、かかりつけの動物病院で1週間ほど前に去勢手術を予約。

おおよそ手術までの流れはこちら。

去勢手術の流れ
  • 前日の夜から当日の朝までは絶食
  • 朝10時に受付
  • 血液検査等で問題なければ13時から手術開始
  • 麻酔が抜ける夕方にお迎え
  • 1週間後に体調・傷口チェック

去勢手術自体は、簡単な内容とのことで日帰りで帰ってこられます。

ただ、胃の中にご飯が残っていると戻してしまったり、器官に詰まる可能性もあるので前日の夜から当日までは絶食との指示でした。

ペースト状のご飯

その代わりペースト状のご飯を頂き、こちらを食べるようならあげてみて下さいとのこと。(ひとくちしか食べませんでしたが…。)

ペースト状のご飯リキッド

そして、絶食のまま朝動物病院へ!

10時頃に到着してお預け・・・なにか緊急があれば電話を頂けるとのことです。

夕方、無事終了の連絡

手術の時間、久しぶりに猫のいない生活・・・・・。

日帰り手術なのですが飼い主的にはとにかく落ち着きません。。どうしてもソワソワしてちゃいますね…。

そして16時頃、無事に去勢手術終了の電話が!何も問題なくスムーズに終わったとのことで・・・良かった!

まだ麻酔が効いているので18時ぐらいにお迎え来てあげて下さいとのことでした。

この辺りでやっと一息付けました・・・(笑)

術後の猫は疲れ切っていてフラフラ

術後の猫は疲れ切っていてフラフラ

18時頃、きなこをお迎えに行って半日ぶりに対面。

痛み止めも飲んでいるので、痛がるような様子はありませんがまだ麻酔が残っているようで動かしづらいのか片目が変な感じに・・・。

きなこの様子を見ながら術後の説明を先生から受けます。

タマタマと肛門の間を少し切って睾丸を取り出す手術内容で、傷口には糸で縫合などはせずに猫用の接着剤で止めてあり、特にカーラー(首に付けるナメナメ防止のやつ)も無くて良いとのこと。

腫れたタマタマ

どうしても数日はタマタマ(の袋)が大きく腫れるけど、段々しぼんできて小さくなるようです。

猫ちゃんも気になって舐めちゃうだろうけど、問題ないようなら1週間後に傷口と体調を見て終了となりますとの説明でした。

お家に帰ってからは疲れ切っているようで、ちょっとフラフラ…。

麻酔の影響もあって身体も動かしづらそうだったので、ご飯を少し食べてこの日はケージでおとなしく休んでもらいました。

翌日からは順調に回復!(なくなったタマタマにも気付く)

術後の経過も順調で、きなこは翌日から見て分かるぐらいに回復!

傷口が開かないよう遊ばないようにしていましたが、食欲もあり嘔吐したりもしなかったので良かった。

どうしても腫れたタマタマ(の袋)が気になるようで、しょっちゅう舐めてはいましたが5日ほど経過したタイミングでついに本人もタマタマがないことに気付いたようです・・・(笑)

2日後にはダッシュするぐらい元気になっており、次の週の診察でも問題なく回復しているのでこれで去勢手術は無事終了となりました。

子猫の去勢手術にかかった費用

子猫の去勢手術にかかった費用

今回、子猫の去勢手術にかかった費用は「約3万円以内」で納めることができました。

去勢手術に関してはペット保険外のため、実費になるので料金は動物病院ごとに変わるかもしれませんが、今回の場合はスムーズに終わったのでこのぐらいの金額に。

決して安くはない出費ですが、子猫のうちに去勢手術をしておくことで今後の病気リスクが大幅に下がると思えば安い出費だと思います。

去勢手術をすると術前・術後で猫の性格は変わる?

去勢手術をすると猫の性格は変わる?

良く去勢手術をすると、猫の性格が変わるというような情報も目にしていたので心配していましたがきなこの場合、特に問題ないようです。

ただ、以前より「よく食べて」「よく寝る」ようになりました。

前はケージにいれても鳴き続けることが多かったのですが、最近はすぐに寝てくれるように・・・。

そしてご飯はかなり食べるようになったと思います。(デブ化が心配)

性格的には前と変わらないですが、タマタマを取るというオス猫としては一大事件なわけですからちょっと大人しくなることはあるのかもしれません。

まとめ

子猫の去勢手術をする時期と費用は?実際に体験して分かったメリット・デメリットまとめ

今回、飼い主も含めて初めて猫の去勢手術を経験しましたが、結論から言うと「去勢(避妊)手術は絶対にやった方が良い」というのが感想です。

全体的に、猫を飼って繁殖させたいという方は少ないと思いますので…。

病気リスクが下がることで長い目でみて健康なニャン生を過ごせますし、困った粗相を覚える前にしてあげれば猫と飼い主お互いにストレスなく過ごすことが出来ます。

色々不安な部分はありましたが、実際には半日の手術であっという間に終わりますので10年以上一緒に暮らす猫の健康を考えると去勢手術はぜひオススメしたいです。

これから子猫の去勢手術を考えている方へ参考になれば幸いです!

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